残された時間をより身近にそして具体的に感じるためのたとえは、世の中にいろいろと語り継がれている。

例えば、公立入試まで今日でちょうどあと80日だ。80日をどうとらえるか、どう危機感をもってより取り組むかを大人達は例をもって君たちに示す。

80日後を意識するには80日前を思い出せ、80日前の君と今の君は何が違うのか。今のままなら80日後の君は今の君と変わらない。

80日を5科で割れば1科目あたり16日。社会や理科などは単元がさらに細分化するから、たとえば地理・歴史・公民の3で割れば1単元に5日とちょっと。そのくらいの時間しか残されていないのだ。

などなど。塾や学校の先生がよく使うたとえ話なので一度はどこかで聞いたことがあるだろう。

おっかないものでは「世界終末時計」も知られている。2019年初めに示した時計は、東西冷戦時と同じ終末2分前だそうだ。平和な日本で暮らしていると実感はわかないが、ノーベル賞受賞者も参加しての協議会なのだそうで、核だけでなく環境問題や経済危機など世界は危機に満ちあふれている。

人生の残された時間を、年数ではなく日にちや時間で計算し直して、例えば残された食事の回数はあと何回だとか私のように50を過ぎた人間にとっては結構ビビる数字もある。

スティーブジョブ氏は、毎日を最後の1日と思って生きていると語った。

そこでだ。

 

現代の日本では平均寿命は80歳といわれている。

これを1日の時計にしてみよう。午前0時がその日のスタートであり、24時間で1日は終わる。これを80歳に割り当てると、40歳は正午であるから今年50歳になった私は現在午後の3時。ランチを終え午後の仕事にとりかかり、一日の終わりが見えてきたころ。定時17時で仕事を終え、これから街へ繰り出す、あるいは暖かい家族の待つ家に帰る。それも人生だが、私の生き方であればこれからが本当の山場となる。塾でいえばまさししくこれからが大仕事の時間帯だ。 ワクワクするねぇ!!

君たちはどうだろう。20歳になったその時、一日の時間でいえば午前6時。

まだ6時か、もう6時か。

そのとらえ方は人によって違うだろう。

あまり早く起きすぎても疲れちゃう。途中で眠くなって、お日様が照りつける気持ちのいい時間にお昼寝なんてもったいない。まあ、それも気持ちがいいもんだけどね。

10歳なんて朝の3時。

というか、まだ夜だ。寝る子は育つ。しっかり寝ることも大切だ。無理矢理叩き起こされて朝の3時にあれやこれやも大変だなとは思う。

では、15歳の君は何時だろうか。

午前4時30分だ。まだまだ眠い。が、早起きしているヤツは世の中にいっぱいいる。早く起きればそれだけ一日を有効に使える。そろそろ始発の発車時刻だ。世界が動き出す。朝塾をやっていた時代は毎日その頃起きていた。が、今はもう無理w 我が塾も働き方改革を取り入れましたw

 

さて、一日の始まりだ。

朝陽がまぶしい。

外に出て、世界の新鮮な空気を目一杯吸い込んで、いよいよこれからと飛び出していけばいい。

まず、顔を洗え。目を覚ませ。

一日をどう使うか、人生をどう生きるか。

今日という日が始まる。

君たちの人生はこれからだ。