いよいよ中3生の成績が出始めましたね。まだ仮ではありますが、面談などでその数値が伝えられたご家庭もチラホラ。うちの次女も今日聞かされました。3つ上がったといって喜んで帰ってきました。

となると、いよいよ受験校の決定となります。

さて、そこで。

今年度2020年度より高校就学支援金が大幅に改正され、私学も授業料は実質無料となりました。

というのは聞こえがいいのですが、とくに第一子が私立高校入学を予定されている場合は注意が必要です。人によってはかなりマズい状況になる可能性もあるので、今からしっかりと準備をしておくべきですね。お金は急には集まりません。

改定された制度は「上限額を引き上げる」とか「課税所得を基準に判定」など実質無償化をうたっています。それはその通りです。がしかし、お金がかからないなら…と準備をしていないとハマります。下手すると退学となります。

なぜなら、支給されるのは早くて「今の時期」から。

つまり、ここまでは入学金や施設費はもちろん、授業料も払い続けなければいけません。

 

所得額だろうが課税額だろうが、それが通知されるのはその年度の6月。つまり、そこから「判定作業」が始まります。そして認定されるのがちょうど今頃。そこから送金作業が始まり、保護者の口座に振り込まれるのは12月ごろでしょう。これらの日程は自治体によって異なります。

この流れを把握していないと、とんでもないことになります。

多くの私学は3ヶ月の授業料滞納で出席停止または退学です。よって、4月から11~12月までの授業料まで用意していないと詰みます。当然、合格通知をもらった後に行う入学手続きの時はまとまったお金が必要となります。

課税額がいくらからというラインがありますが、低所得者にとってそんな線引きは関係ありません。とくに非課税世帯にとっては300万だろうが100万だろうがそんなものは関係なく、問題はいつ入金されるかの一点なのですから。

また、これらの制度は国の支援金と自治体の学費補助金の合わせ技で行うので住んでいる場所によって金額が異なります。例えば、我が家のように神奈川県在住で東京の私立に行っている場合は、東京在住の方とは支給額が違います。ここも注意が必要です。なお、その補助金には全額ではありませんが入学金補助もあるところもあるので助かりますね。

 

まとめます。「高等学校就学支援金」について。

①認定は11月、支給は12月以降。

②合格通知後の入学手続きの時は入学金や施設費などまとまったお金が必要。

 

③認定月~3月までの授業料は自治体から学校に直接納入され、その残額が保護者口座に振り込まれる。

④それまで未納分がある場合はそこで相殺される。未納期間がどこまで考慮されるかは私立高校次第。

⑤手続きは「高校入学後」。学校が主導して手続きの案内をしてくれるので、それに従ってやればよい。

⑥ただし、最終的な書類提出は家庭から学校なので、家庭が書類を出さないと支給されない。

 

⑦最初の書類提出は入学直後。ここでは意思確認。正式な書類提出は6月以降。

⑧高2以降は年度初めは省略され、6月過ぎの書類提出1回だけで済む。

⑨支給決定者は学校所在地ではなく、保護者生徒在住の自治体。なお、これらはすべて給付型であるので返済は不要である。

 

⑩(おまけ1) 某お笑い芸能人ではないが自営業など万が一「確定申告(税申告)」をしていない場合、対象にすらならないのでそのようなことがないように。

⑪(おまけ2)支援金上限額に対して私立の授業料の方が安いとき、当然のことながらその差額は支給されない。

 

というわけで「私立無償化」という言葉に惑わされて、お金を用意していないととんでもないことになるのでしっかりとした準備が必要です。

なお、この「就学支援金」は原則授業料等に充てるものであって、その他にもこれがまたいろいろかかります。

入学金や施設費はもちろん、教科書費、学用品、制服代、修学旅行積立金などなどなどなどなどなどなどなど…。

さらに、などなどなどなど…。

も一つついでに、などなどなどなど…。

 

児童手当は15歳までですが、むしろそれ以降のほうがお金がかかるって、なぜに政治家の方々はわからぬのでありましょうか。

ただし、それらに関して、生活保護世帯と住民税非課税世帯に対しては前述とは別の「高校生等奨学給付金」が支給されます。

また、自治体によっては独自の奨学金を設定しているところもあります。

ここ相模原市は、な、な、なんと入学前に支給される制度があります。額は小さいですがこれは嬉しいですねー。これらについては就学支援金と手続きがかなり異なるので次回のブログでポイントを述べます。

つづく。