いよいよ新年度が始まります。中学生は日々の学習とともに、常に定期テストと入試を意識していかなければいけません。

そこで、当塾における定期テスト対策時における「学校定期テストの過去問」についての見解を申し上げます。

今後、当塾へのご入会をご検討される場合、ぜひとも以下の内容をご確認の上、候補の一つとしてお考えいただければ幸いです。

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小題にありますように当塾では、

学校の過去問のコピー及び過去問を前提としたテスト対策は一切致しません。

では、当塾ではなぜ中学校定期テストの過去問を使用しないのか、以下で説明いたします。

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1.複製および二次使用の禁止

時代は変わりました。すでに様々な学校の定期テストにおいて「複製禁止」「許可なくコピーをしたり譲渡したりしないこと」という文言が明記されることが多くなりました。

著作権などの問題で学校の過去問を許可なくコピーすることは禁じられています。東京都は「著作権は都にある」と明確に発表しています。ただし、法的な確定はまだいずれの裁判所もしておりません。教育関連については著作権を放棄すべきという論は賛同できます。しかし現時点においては、著作権を主張している行政および学校がこのようにいっている以上、それを遵守するのが時代の流れであり、大人の役割であるはずだと思います。

そんなものは関係ないという塾や人もいるでしょうが、当塾は率先してそれを守ります。それもまた教育なのではないでしょうか。

 

2.学習効果に悪影響をおよぼす

入試と違い、定期テストは範囲がかなり限定されています。そのなかで過去問を使用するとほぼ同じ問題に出会うことがあります。同じ問題だから当然得点は上がるでしょう。が、これはカンニングと何が違うのでしょうか。

そして、それ以上に大きな影響は「過去問をやれば試験で点がとれる」と思い込むことです。一度そのような体験をしてしまうとなかなかその甘い蜜から抜け出すことは困難でしょう。

その結果、「範囲のない」入試で惨敗するのです。とくに神奈川県公立高校入試の難化傾向は進んでおり、全国でも屈指の良問難問ぞろいです。本質的な勉強をしなければ太刀打ちできません。

さらには高校入学後はますます勉強の本質から離れ、その時点ではもう取り返しがつかない状況になっていきます。無論、大学受験とくに新しい入試制度においては歯が立ちません。目先の点数だけを追うような指導はしません。なお、入試は範囲が広く過去問だけでは十分な勉強とはいえません。それを使ってさらに学習を発展させていくのです。また売品と非売品の違いもあるので入試対策は高校受験・中学受験を問わず過去問を使ってビシバシ行います。

 

3.ヤマがはずれる場合の方が多い

上記内容と矛盾するようですが、実はそれほど当たりません。

過去問が当たったという声はその一部分を大きく吹聴しているだけなのです。むしろ、最近の定期テストは入試問題などをよく研究していて、付け焼刃の勉強では太刀打ちできないのが現状です。

また、そもそも作成している先生が異なります。よって、ヤマが外れた場合、もっと悲惨なこととなります。基本的な勉強姿勢がつかない上に点数も悪い。高校進学は非常に不利になるでしょう。塾生達にそのような思いはさせたくありません。

 

4.過去問がなくても十分対応可能

過去問を使うより、学校の授業を大切にし、配られたプリントやワークをしっかりこなす。

これこそが勉強の基本です。

そして、それで十二分に対応可能です。むしろ、そのほうが点数もよく、何より入試や高校進学など長い視点でみたときにはいい結果が出ます。これは断言できます。

 

5.不利益な思いをするのは子供達

そもそも過去問の流出元は子供達以外ありえません。ということは、これは誰がやったのかということになります。万が一それが特定された場合、それこそ内申で不利になる可能性もあるかもしれません。

また、これはすでに今までのテストでも何度も繰り返されていることですが、塾に流れることを危惧して学校側がテスト問題を回収してしまっています。

それではいつテストの復習をすることができるのでしょうか。

テストは終わってからが大事なのは誰だってわかること。目先の点数、営利のために手段を選ばない一部の塾によって、不利益を受けているのは実は子供達なのです。

私達は率先してその状況を改善しなければいけないと思っています。

 

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以上です。過去問を使って定期テスト対策をしてほしい、という方は当塾ではご期待に添えることはできませんので他塾をお選びください。

慶翔ゼミナールでは、今後も定期テストの過去問を使用することは一切ありません。